IC Marketsの特徴と評判 口コミ・安全性と現地調査レポート

icmarkets 評判

IC Marketsの特徴や評判、レバレッジやスプレッドなどの取引条件について紹介していきます。

IC Marketsは日本での知名度は低いですが、世界で2番目に取引量を誇る、巨大な海外FX業者となります。

実際にIC Marketsのグループ本拠地であるオーストラリアとキプロスの拠点、金融ライセンス先のセーシェルの現地調査をしたので参考にしてください。

今後、日本市場でも知名度を上げてくると思わるので、ぜひ利用してみると良いでしょう。

IC Marketsの公式サイトはコチラ

 

鶏冠井悠二
著者
【この記事の著者】
CFP,1級FP,証券外務員一種,投資診断士
㈱ナゴウェブ 鶏冠井悠二

海外FX比較ナビの運営をする海外FX歴5年の現役トレーダー。多数の海外FX業者を実際に利用し、自身の経験を基に記事作成を行なう。トレーダーに役立つ様々なツールも開発。EAのバックテストは200以上の実績があり、数十のEAを稼働中。

IC Marketsとはどんな会社?

サービス名 IC Markets
会社名 Raw Trading Ltd(セーシェル)
IC Markets (EU) Ltd(キプロス)
International Capital Markets Pty Ltd(オーストラリア)
住所 ・Eden Plaza, Office 222, Eden Island, Mahe, Seychelles(セーシェル)
・Omonoias, 141, The Maritime Centre, Block B, 1st floor, 3045, Limassol, Cyprus(キプロス)
本拠地 オーストラリア
Level 4/50 Carrington St, Sydney NSW 2000
電話番号 (+248) 4346816(セーシェル)
設立 2007年
金融ライセンス セーシェル(FSA)
ライセンス番号:SD018
キプロス(CySEC)
ライセンス番号:362/18
> IC Marketsの金融ライセンスについてはコチラ
WEBサイト https://www.icmarkets.com/global/jp/
問い合わせ https://www.icmarkets.com/global/jp/company/contact-us

IC Marketsは2007年に設立された金融ブローカーで、オーストラリアを拠点に活動している金融ブローカーです。

キプロスにもユーロ圏の拠点を持ち、世界中にサービスを展開している非常に大きな業者となります。

日本への参入はまだこれから本格的に実施する予定で、世界の巨大金融ブローカーが参入することで、日本国内のシェア争いに影響を及ぼす可能性のある会社です。

 

IC Marketsの世界取引量は2位

Finance Magnates Intelligenceという海外の金融レポートによると、IC Markestsは世界で2番目に取引量が多く、Exnessの次に取引されている企業グループです。

 

IC Marketsはイギリスや南アフリカでの利用者が多い

IC Marketsがどの国でよく検索されているのか検索ツールで調べてみると、イギリスや南アフリカ、ブラジルなど、世界中の国名が出てきました。

世界中でかなりの利用者がいるようです。

日本ではまだ知名度が低いですが、世界的な大企業となります。

 

IC Marketsの現地調査レポート

IC Marketsのグループ本拠地であるオーストラリアと、キプロス拠点、金融ライセンス先のセーシェルの現地調査をしました。

 

IC Marketsグループの本拠地はオーストラリア

オーストラリアのIC Marketsが入っているビル

IC Marketsグループの本拠地はオーストラリアのシドニーにあります。

コチラの写真のような大きなビルに入っています。

1階案内板(4階がIC Markets)

1階の案内板を見ると、4階にIC Markesが入っています。

4階のIC Marketsの入り口

4階に上がってみると、IC Marketsのロゴと受付がありました。

 

キプロスにもユーロ圏の拠点あり

キプロスにあるIC Marketsのビル

IC Marketesはキプロスにも拠点があり、ユーロ圏の中継地となっています。

IC Marketsはイギリスやドイツ、スペインでも多くの顧客がいるので、ユーロ圏での重要な拠点になっているようです。

IC Makretsの看板もありました。

キプロスの拠点は、現地調査の少し前にこのビルで事件があったようで、セキュリティーが厳重で中に入ることはできませんでした。

 

日本向けの金融ライセンスはセーシェル

の金融ライセンスはセーシェルにあり、そこでもオフィスを構えて運営をしています。

セーシェルはアフリカ大陸東にあるマダガスカル島の北東に位置し、そこで金融ライセンスを取得して運営をしています。

エデンプラザ

IC Marketsのセーシェル登記先は、エデンプラザというショッピングモールに入っています。

エデンプラザ2階のIC Marketsのテナント

エデンプラザの2階にIC Marketsのテナントがありました。

コチラのフロアには、XMなどのテナントもあり、海外FX業者や管理会社がいくつか入っています。

 

IC Marketsのメリットと特徴

IC Marketsのメリットと特徴を紹介していきます。

入金30%キャッシュバック(申請が必要)

入金額 取引ロット数 キャッシュバック
2.5万円 3ロット 7,500円
6.5万円 7.8ロット 19,500円
10万円 12ロット 30,000円
13万円 15.6ロット 39,000円
19万円 22.8ロット 57,000円
25万円 30ロット 75,000円
入金30%キャッシュバックの受取条件
・開催時期:2024年3月1日~4月30日(毎月更新)
・期間中の口座開設(以前に口座開設をした人は対象外)
・2.5万円以上の入金と指定のロット数の取引
・FXとゴールドが対象
・ポジション5分以上の保有がカウント条件
・初回入金時に指定フォームからキャッシュバック申請をする必要がある
・後からの追加入金もOK(合計の入金額ー出金額で計算される)

IC Marketsでは期間中に口座開設+入金をした人に現金でのキャッシュバックを限定開催しています。

期間中に口座開設+入金をして、指定のロット数の取引があると、現金でキャッシュバックされます。

もし10万円の入金をして、3ロットの条件しか満たせなかった場合でも、7,500円のキャッシュバックはもらえます。

入金を満たした後に、必ず申請が必要になるので、以下の申請フォームからキャッシュバックの申請をしてください。

キャッシュバック申請はコチラ

 

レバレッジは1000倍で残高による制限無し

スタンダード口座 ロースプレッド口座(MT4) ロースプレッド口座(cTrader)
1000倍 1000倍 1000倍

IC Marketsのレバレッジはスタンダード口座、ロースプレッド口座ともに1000倍となります。

他の業者ではよくある「口座残高によるレバレッジ制限」はないので、資金が多い人でもレバレッジ制限を気にすることなくトレードすることができます。

 

スプレッドは全体的に狭い

スタンダード口座 ロースプレッド口座(MT4) ロースプレッド口座(cTrader)
USDJPY 0.85pips 0.94pips(0.24pips) 0.84pips(0.24pips)
EURJPY 1.63pips 1.33pips(0.63pips) 1.23pips(0.63pips)
GBPJPY 2.09pips 1.79pips(1.09pips) 1.69pips(1.09pips)
AUDJPY 1.65pips 1.35pips(0.65pips) 1.25pips(0.65pips)
NZDJPY 1.96pips 1.67pips(0.97pips) 1.57pips(0.97pips)
EURUSD 0.63pips 0.73pips(0.03pips) 0.63pips(0.03pips)
GBPUSD 0.85pips 0.95pips(0.25pips) 0.85pips(0.25pips)
AUDUSD 0.71pips 0.81pips(0.11pips) 0.71pips(0.11pips)
AUDNZD 1.68pips 1.38pips(0.68pips) 1.28pips(0.68pips)
XAUUSD 1.9pips 1.6pips(0.9pips) 1.5pips(0.9pips)

(カッコ内)は取引手数料を除いたpips数(取引手数料:MT4往復7ドル,cTrader6ドル)

IC Marketsのスプレッドは全体的に狭く、スタンダード口座でもドル円やユーロドルなど、ドルストレートの通貨ペアは狭くなっています。

ロースプレッド口座はMT4で往復7ドル、cTraderで往復6ドルの手数料がかかりますが、全体的にはロースプレッド口座の方がトータルコストは低くなっています。

もしcTrader口座でも問題がなければ、取引手数料が安いcTraderを使うようにしましょう。

スプレッドは以下のページで全通貨ペアの計測結果を公開しているので参考にしてください。

IC Marketsのスプレッド一覧と最大・最小スプレッド

 

両建ては複数口座運用は可能

同一口座 複数口座 複数業者
認められている 認められている 認められている

IC Marketsの両建ては、同一口座だけでなく、複数口座や複数業者を使っても問題ありません。

ただし、ゼロカット狙いの両建てや、ボーナスアービトラージ、レイテンシーアービトラージなどを狙った悪質な両建てについては禁止されています。

あくまで通常利用として両建てになるのは問題ないので、自動売買などを使った一時的な両建ては大丈夫です。

 

VPSは条件を満たすと無料で使える

無料VPSが使える会社
VPSの利用条件
毎月15ロット以上の取引
※VPSはForexVPS、BeeksFX、NewYorkCitySeverversの3社から選択可能

IC Marketsは毎月15ロット以上の取引をするとVPSを無料で使うことができます。

ForexVPS、BeeksFX、NewYorkCitySeverversの3社から選択可能ですので、希望のVPSを伝えるようにしましょう。

他の海外FX業者と比べて入金条件がないですが、ロット条件は少し厳しめです。

 

信託保全あり 100万ドルまで補填

IC Marketsは顧客資金を信託保全しているため、万が一、倒産した際には信託銀行から顧客資金が返金される仕組みになっています。

Willis Towers Watsonという140カ国以上で展開で大手保険会社によって、1人あたり100万ドルまで補填されるので、万が一の場合でも安心できます。

銀行名は公開されていませんが、AA格付けの安全性の高い銀行と複数の契約があり、支払い情報などは秘密に守られています。

 

IC Marketsのデメリットと注意点

IC Marketsのデメリットと注意点について紹介します。

ロスカット水準は50%で少し高め

マージンコール ロスカット
100% 50%

IC Marketsのロスカット水準は50%となり、他の海外FX業者と比べると高めになっています。

他の業者は20%~30%のことが多いので、証拠金は少し余裕を持つようにしましょう。

 

ゼロカット対応だがマイナス解消には申請が必要

IC Marketsはゼロカット対応ですが、自動的にマイナス残高が解消されず、IC Marketsに申請が必要になります。

support.cn@icmarkets-cs.comに連絡を取り「氏名、口座番号、マイナスになった日時、マイナスの金額」をサポートに連絡するようにしましょう。

IC Marketsのゼロカット対応は手間と時間がかかるので、ハイレバトレードをする人には、少し使いにくいと思われます。

 

まとめ

IC Marketsの特徴やデメリットについて紹介して来ました。

IC Marketsは世界でも2番目に取引量を誇る業者ですが、日本での知名度はまだかなり低くなっています。

今後、少しずつ知名度を上げてくると思われるので、ぜひ使ってみると良いでしょう。

IC Marketsの公式サイトはコチラ

コメント

  1. 初めまして。仮想通貨の取引に関しては全くの素人で、友人の指示で売り買いをしています。今まではMT5とDecodeGlobalを利用していましたがDecodeGlobalがMT5との取引契約を延長しなかった為に相手を代えなければならなく成りました。今回ST5とIC Marketsを利用して取引をすると友人が言っています。私は分からないので友人に従うしかないのですが、この取引先は問題ないでしょうか。と言うのはDecodeGlobalで随分と嫌な思いをしているからなのです。
    どうか、アドヴァイスをお願い致します。

    • お世話になります。
      DecodeGlobalという会社は知りませんが、IC Marketsは世界で2位の取引量の会社ですので規模は大きいです。
      ただ、日本での実績が少ないのでトラブル等の情報が全然ないので、何とも言いにくいです。

      様々な情報を見ると、クリーンな会社ではないか?と思われますが、実績が無いので「絶対大丈夫」とは言いにくいです。