Axiの法人口座開設方法と必要書類・口座開設にかかる時間

axi 法人口座

Axiの法人口座開設方法や必要書類、開設にかかる時間について紹介していきます。

実際に法人口座を開設してみましたので、ぜひ参考にしてください。

Axiの法人口座開設はコチラ

鶏冠井悠二
著者
【この記事の著者】
CFP,1級FP,証券外務員一種,投資診断士
㈱ナゴウェブ 鶏冠井悠二

海外FX比較ナビの運営をする海外FX歴5年の現役トレーダー。多数の海外FX業者を実際に利用し、自身の経験を基に記事作成を行なう。トレーダーに役立つ様々なツールも開発。EAのバックテストは200以上の実績があり、数十のEAを稼働中。

法人口座に必要な書類は6種類

法人口座に必要な書類
定款履歴事項全部証明書株主名簿
住所証明書(法人)銀行明細パスポート
その他必要なもの
・法人のメールアドレス
・IBパートナーコード(875267)

Axiの法人口座には定款や登記簿謄本(履歴事項全部証明書)、株主名簿などが必要となります。

株主名簿は「株主名簿は公証人/資格のある弁護士によって認証される必要」を求められたため、法人設立時に司法書士からもらえる「申告受理及び認証証明書」を提出しておきました。

提出する際は英語表記で提出する必要があるので、ファイル名を以下のようにして提出するようにしてください。

ファイル名の英語変換
定款:Certificate of Incorporation
登記簿謄本:Certification of Historical Record
株主名簿:Shareholder’s Registry
住所証明書:Certification of Addoress
銀行明細書:Bank Statement
パスポート:Passport

 

口座タイプは個人と同じ3種類

スタンダード口座プレミアム口座エリート口座
ボーナス
レバレッジ1000倍1000倍1000倍
スプレッド(㌦円)1.00pips0.87pips(0.17)0.52pips(0.17)
取引手数料7㌦/1ロット3.5㌦/1ロット
開設に必要な証拠金500㌦2.5万㌦
1ロット10万通貨10万通貨10万通貨
最小ロット0.010.010.01
最大ロット200200200
最大ポジション数500500500
マージンコール100%100%100%
ロスカット20%20%20%

Axiの法人口座は個人と同じ3種類で、スタンダード口座、プレミアム口座、エリート口座となります。

エリート口座のスプレッド+手数料が一番低コストですが、累計25,000ドルの入金が必要になりますので、それまではプレミアム口座を利用しましょう。

 

法人口座は税金対策・節税になる

個人法人
損益通算できないできる
損失繰越できない10年可能
国税所得税:5~45%法人税:15~23.2%
地方法人税:2~2.4%
地方税住民税:10%法人事業税:3.5~7%
法人住民税:1.3~1.6%
合計15%~55%21.8%~33.2%

参照:国税庁 No.2260 所得税の税率国税庁 No.5759 法人税の税率

個人の場合は海外FXは雑所得となり、税率が高く、損益通算や損失繰越は不可となっています。

法人口座を作ることで税率が低くなり、損益通算や損失繰越が可能となり、経費にできる範囲も増えてきます。

法人化することによる税金のメリットについては以下のページで詳しく解説しているので参考にしてください。

> 海外FXの法人化は税金対策になる?法人口座おすすめ業者と開設方法

 

法人口座開設にかかる時間は20日ほど

Axiの法人口座開設には20日ほどかかりました。

フォームの入力や、サポートからの必要書類の提出メールは早かったですが、書類を提出した後は連絡が取れなくなり、2週間ほど催促メールをして返事を待っていました。

2週間返事がなかったので、ホームページのチャットからサポートに連絡をし、開設までフォローを頂く形となりました。

もし法人口座を開設する場合は、時間がかかりそうなので、余裕を持って手続きしましょう。

 

法人口座の開設手順

では実際にAxiの法人口座を開設したので、手順を画像付きで紹介していきます。

法人口座は個人口座とURLが違い、Welcome to Axiという英語のページから入力する必要があります。

Account Preferences(アカウントの設定)

Country of incorporation(会社の所在する国):Japan
Product type(口座タイプ):Premiumがおすすめ
Leverage(レバレッジ):1000倍がおすすめ
Currency(口座の基本通貨):JPY

まずは所在国「Japan」を選択し、口座タイプとレバレッジを選択します。

プレミアム口座の方がスプレッドが狭いのでおすすめで、レバレッジも高い方がトレードが有利になります。

円で入金する人は基本通貨をJPYにしておきましょう。

 

Corporate – Contact Information(企業連絡先情報)

Company Email(会社のメールアドレス)
Business number(事業者番号):通常はLEIを入力するが日本法人は法人番号を記載する
Company’s Website(会社URL)

続いて、会社のメールアドレスと、法人番号を記載します。

日本以外ではLEI(Legal Entity Identifier、取引主体識別子)が必要になりますが、日本の法人は今のところLEIは必要ないため、法人番号を記載します。

 

Corporate details(会社概要)

Company name(会社名)
Company registration number(法人番号)
Country of incorporation(設立国):Japan
Date of incorporation(設立日):日/月/年

会社名、法人番号、設立国、設立日を記入します。

 

Business activities(事業活動)

Primary business activity(主な事業活動):事業活動に合ったものを選択する
Primary business activity (If not found in list):リストに無い場合
Secondary business activity(2次的な営業活動)

事業活動は、一番合ったものを選択し、他の項目は必須ではないので、スキップして良いかと思います。

 

Company Address(会社住所)

Country of registered address(会社を登録している国):Japan
Street(区・番地等):例 Akasaka1-1-1
Unit no.(ビル名):例 Akasaka Building303
City(市町村):例 Mitona-Ku
Postal code(郵便番号):例 107-0052
登録住所と営業所が異なる場合は、2つ目の項目にも営業所を記入してください。

会社の住所やビル名、郵便番号を記入します。

登録住所とFX取引をする事業所が違う場合は、2つ目にも営業所の情報を記載してください。

 

Corporate’s Additional information(法人の追加情報)

Does your company issue Bearer shares?(あなたの会社は無記名株式を発行していますか?):No
Any limitations on investing Company’s funds?(会社の資金の投資に制限はありますか?):No
Source of Fund(資金源):Working Capital

こちらは2つとも「No)を選択し、資金源は「Working Capital」を選択します。

 

Directors/Shareholders/Authorized person(取締役・株主・権限者)

Add shareholder/director/authorized person(株主/取締役/権限のある人を追加):特にいなければスキップ

コチラは、社長以外に権限のある株主等がいる場合はその人の情報を記載します。

 

Upload Corporate documentation(企業文書をアップロードする)

If the company is not incorporated in the United States of America then you can skip this step.
会社が米国で設立されている場合は、W-9/W-8 BEN フォームをアップロードする必要があります。

コチラはアメリカで会社を設立した人のみフォームをアップロードします。

日本の法人は特に関係ないのでスキップしましょう。

 

Legal declaration(法的宣言)

Details of the person who will be trading on the account(口座で取引する人の詳細)
I have read and accept the terms.(規約を読んで同意します):Yes

コチラは実際に取引する人の氏名を入力します。

代表者以外の人がトレードする場合に記載しましょう。

 

入力フォームの完了

これでフォームの入力は完了です。

Axiから連絡が来るのを待ちましょう。

 

Axiからメールが来るので書類を送る


・会社の設立証明書、または会社登記用の公式文書。
・取締役/株主のパスポート
・取締役/株主の住所を証明するもの (過去 3 か月以内に発行された公共料金請求書または銀行取引明細書など)
・過去6か月以内に発行された株主名簿。注: 株主名簿が会社自体によって発行され、現地の規制機関に提出されていない場合、株主名簿は公証人/資格のある弁護士によって認証される必要があります。

Axiからメールが来て、以上の4つの書類提出を求められます。

メールに書類を添付して返信

株主名簿は公証人によって認証されたものはないので、法人設立時に司法書士からもらった「「申告受理及び認証証明書」を株主名簿の代わりとして提出しました。

この時、念のため定款も提出しています。

 
連絡が無かったためサポートに連絡

追加の書類提出をしましたが、その後2週間連絡がないので、サポートに連絡をしました。

対応頂けたので、もし口座開設の連絡がない場合はサポートに連絡するようにしてください。

 
サポートからのフォロー

サポートからは、口座開設が完了するまでフォロー頂きました。

 

法人口座開設の完了

しばらく経つと口座開設の連絡が来ました。

これで法人口座開設の完了です。

 

Axiの法人口座でよくある質問

Axiの法人口座に関するよくある質問です。ぜひ参考にしてください。

Axiで法人口座を作るメリットは何ですか?
法人口座を作ることで法人税となり、雑所得よりも最大税率を抑えることが可能です。他の事業所得と損益通算や10年間の損失繰越も可能になります。
法人口座は個人口座と口座タイプは同じですか?
はい、個人口座と同じで法人口座での特典は特にありません。
法人口座の作り方を教えてください。
法人口座専用のフォーム(英語)から開設手続きをします。
法人口座の開設に必要な書類を教えてください。
登記簿謄本、定款、住所証明書、株主名簿、銀行の取引明細が必要です。
日本法人でもLEIの提出が必要ですか?
いいえ、Axiの日本法人の場合はLEIの提出は必要ありません。

 

まとめ

Axiの法人口座開設方法を紹介してきました。

Axiの法人口座は個人口座とは違ったフォーム(英語)での申請が必要になり、サポートへ書類の提出が必要になります。

私の場合は途中で連絡が来なくなったので、サポートに連絡するなどして、対応してもらうようにしてください。

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