海外FXで無料VPSが使える業者と条件一覧

海外fx vps

海外FX業者の中には一定の条件を満たすことでVPSを無料で提供してくれる業者があります。

このページでは海外FXで無料VPSを提供している業者と条件を紹介していきます。

ぜひ条件を満たしてVPSを使えるようにして、自動売買などで稼いでいきましょう。

 

鶏冠井悠二
著者
【この記事の著者】
CFP,1級FP,証券外務員一種,投資診断士
㈱ナゴウェブ 鶏冠井悠二

海外FX比較ナビの運営をする海外FX歴5年の現役トレーダー。多数の海外FX業者を実際に利用し、自身の経験を基に記事作成を行なう。トレーダーに役立つ様々なツールも開発。EAのバックテストは200以上の実績があり、数十のEAを稼働中。

海外FXの無料VPSとは?

vps

VPSとは?
バーチャル・プライベート・サーバーの略で仮想専用サーバーのこと
ログインすることで、新しくデスクトップが使え、データの保存やMT4の起動などが可能になる

海外FXでは一定の条件を満たすことでVPSを無料で使えるようになります。

VPSを使えることにより、VPS上でMT4を立ち上げ、ずっと稼働したままにすることが可能です。

基本的には自動売買で使うことが多いですが、業者のサーバーに近い環境でVPSが利用できるので、約定力が高くなり、滑り対策にもなります。

自宅のパソコンをつけっぱなしにすると電気代もかかりますし、夜寝る時などは音がうるさかったりするので、VPSを使うのがおすすめです。

 

VPSの活用方法

VPSの活用方法を紹介します。主には次に紹介する2つの方法があります。

自動売買EAが使える

VPSの多くは自動売買EAを稼働する人が活用しています。

EAは基本的にずっと付けっぱなしにしたいので、VPSを使うことで24時間稼働し続けることが可能です。

VPSはアップデートなども少ないため、市販のパソコンのように自動アップデートで再起動することもほとんどありません。

本格的に自動売買をしている人はVPS契約を複数している人が多いので、無料VPSを上手く活用すると良いでしょう。

 

サーバーに近いVPSが使えるので約定力が高くなる

無料VPSを借りると、基本的にはその業者のサーバー場所に近いVPSを利用することになります。

注文をしてから約定するまでの時間が短くなるので、約定率が上がり、滑りにくくなります。

もし滑りが気になる業者があれば、無料VPSを使うことで約定力が上がり、不利なスリッページを防ぐことが可能です。

 

無料VPSが使える海外FX業者と条件一覧

無料VPSが使える業者と条件を紹介していきます。

CPUやメモリは以下の説明を参考にしてください。

  • CPU
     EAはあまり負荷がかからないがインジケーターを入れると負荷がかかりやすい。
  • メモリ
     EAを入れると負荷がかかりやすいので、メモリの容量が一番重要。
  • HDD/SSD
     EAを入れても容量は大きくないが、大量のバックテストデータなど大きなデータの保存をする時は注意。
  • 基本的にはメモリの大きさが一番重要ですが、インジケーターを入れるとCPUの負荷が大きくなりやすいです。

    HDDやSSDはあまり重要ではないですが、バックテストデータなどをたくさん保存する時は注意しましょう。

    もしHDD/SSDがいっぱいになると、EAが自動的に外れる場合があります。

    XM:1000ドル+5ロット

    口座残高取引条件
    1000ドル5ロット/1ヶ月

    参考:XM公式:VPS

    XMのVPS仕様
    ・CPU;1コア
    :メモリ:1.3GB
    ・HDD:25GB
    ・OS:Windows2012
    ・VPS会社:BeeksFX
    ・条件未達の場合:28ドルかかる

    XMは1,000ドルの口座残高と毎月5ロット以上の取引が条件を満たすと無料でVPSが使えます。

    毎月1日~末日までで5ロットを満たすと無料になり、もし条件が達成できなければ翌月1日に28ドルが口座残高から引き落とされます。

    残高はボーナスは含まれませんので気を付けてください。

    1,000ドルの条件は比較的簡単だと思いますが、毎月5ロットを満たすにはそれなりの取引数が必要になります。

    > XMのVPS詳細はコチラ
    XMの公式サイトはコチラ

     

    Exness:500ドル+50万ドル(約5ロット)

    入金額証拠金取引条件
    500ドル100ドル以上の余剰証拠金過去30日に50万ドル(約5ロット)

    参考:Exness公式:VPS

    ExnessのVPS仕様
    ・CPU:2.00GHz(1コア)
    ・メモリ:1GB
    ・HDD:10GB
    ・OS:Windows2012
    ・サーバー場所:オランダ
    ・14日間取引がないと通知が来る。その後2日以内に取引がないとVPSは停止

    Exnessでは累計500ドル以上の入金と、余剰証拠金が100ドル以上、過去30日に50万ドル以上(約5ロット)の取引があればVPSを無料で利用することができます。

    以前は取引条件はありませんでしたが、後から追加になっています。

    14日間取引がないと通知があり、その後2日以内に取引がないとVPSは停止となりますので、注意しましょう。

    実際にVPSにログインをしてスペックを見てみると、CPUが2.4GB、メモリが2.4GB、ハードディスクが50GBありました。

    > ExnessのVPS詳細はコチラ
    Exnessの公式サイトはコチラ

     

    FXGT:3000ドル+5ロット

    入金額取引条件
    3,000ドル3GTロット/月間

    参考:FXGT公式:VPSホスティング

    FXGTのVPS仕様
    ・CPU:1コア
    ・メモリ:3GB
    ・HDD:16GB
    ・サーバー場所:ロンドン
    ・VPS会社:MetaQuotes社

    FXGTのVPSは3000ドル以上の口座残高と5GTロット(約5ロット)の取引が必要になります。

    GTロットはドル換算の金額ベースになりますが、通常のロットとほとんど同じです。

    FXGTのVPSはMetaQuotes社のVPSを無料で使うことができ、FXGTのサーバーに近い環境でトレードすることができます。

    FXGTの公式サイトはコチラ

     

    HFM:5000ドル+5ロット

    入金額取引条件
    5,000ドル5ロット/過去30日

    参考:HFM公式:VPS

    HFMのVPS仕様
    ・CPU:1コア
    ・メモリ:1.3GB
    ・HDD:25GB
    ・OS:Windows2012
    ・VPS会社:BeeksFX
    ・シルバー:8,000ドル+8ロット、ゴールド:15,000ドル+15ロット
    ・条件未達の場合:30ドルかかる(ブロンズプランの場合)

    HFMのVPSは口座残高5,000ドル+過去30日間で5ロットの取引が条件となり、無料VPSの中で一番ハードルが高いです。

    VPS会社はBeeksなのでXMと同じスペックとなります。

    HFMのVPSは5,000ドルのブロンズだけでなく、8,000ドルのシルバーや15,000ドルのゴールドを利用することも可能です。

    ぜひ取引条件を満たしてVPSのランクを上げていきましょう。

    HFMの公式サイトはコチラ

     

    IC Markets:15ロット

    入金額取引条件
    15ロット/月間

    参考:IC Markets公式:仮想専用サーバー

    IC MarketsのVPS仕様
    ・CPU:1コア
    ・メモリ:1.5~2.5GB
    ・HDD:30~40GB
    ・VPS会社:ForexVPSBeeksFXNYC SERVERS

    IC MarketsのVPSは3社から選ぶことができ、毎月15ロット以上の取引をするとVPSが無料になります。

    もし15ドルに未達の場合は20ドル~の手数料がかかるので注意しましょう。

    IC Marketsは入金の条件が無いのがメリットですが、毎月の取引ロット数が15ロットでかなり大きめなので、それなりの資金も必要になってきます。

    IC Marketsの公式サイトはコチラ

     

    Axi:15ロット

    無料VPSVPSの割引
    20ロット/月間20ロット/月間※月額10ドルに割引※初月30%OFFのみ
    VPSの利用条件
    ・ForexVPS、Commercial Network Servicesは1ヶ月に20ロット以上の取引で無料
    ・MetaTrader VPSは月額10ドル
    ・BeeksFXは初月のみ256MBのメモリが追加され、さらに30%OFF

    Axiでは一定の条件を満たすと無料でVPSが使えたり、割引を受けることが可能です。

    ForexVPS、Commercial Network Servicesは1ヶ月で20ロット以上の取引をするとVPSが無料となります。

    Beeksは初月のみメモリが256MB追加され、30%OFFになり、MetaTrader VPSは月額10ドル(通常プランで15ドル)でVPSが利用可能です。

    ぜひ条件を満たして、無料もしくは割引でVPSを利用していきましょう。

    Axiの公式サイトはコチラ

     

    FBS:450ドル+3ロット

    入金額取引条件
    450ドル5ロット/1ヶ月

    参考:FBS公式:VPS

    FBSのVPS仕様
    ・CPU:2コア
    ・メモリ:4GB
    ・HDD:60GB
    ・OS:Windows2012
    ・ECN口座・クリプト口座は対象外
    ・条件未達の場合:33ドルかかる

    FBSのVPSは口座残高が450ドルで良く、毎月の取引ロット数は5ドルとなります。

    他の業者と比べて口座残高は一番少なくて済むので、資金が少なめの人におすすめです。

    毎月の取引ロット数は5ドルなので、450ドルの資金で5ドルはちょっとハードルが高めです。

    FBSの公式サイトはコチラ

     

    TradersTrust:2000ドル+5ロット

    口座残高取引条件
    2,000ドル5ロット/1ヶ月

    参考:TradersTrust公式:VPS

    TradersTrustのVPS仕様
    ・CPU:1コア
    ・メモリ:2.5GB
    ・HDD:30GB
    ・OS:Windows2012/2016、Linux
    ・VPS会社:BeeksFX
    ・シルバー:3000ドル+7ロット、ゴールド:5000ドル+10ロット
    ・条件未達の場合:25ドルかかる(シルバー:45ドル、ゴールド:80ドル)
    ※初回のみBeeksに支払いをした後で、明細をTradersTrustに請求して返金してもらう必要がある

    TradersTrustのVPSもXMやHFMと同じBeeks社となり、ブロンズだけでなくシルバーやゴールドパッケージを選択することも可能です。

    TradersTrustのVPSは、BeeksのVPSを直接契約でお金を払い、その後にTradersTrustに明細を見せて返金してもらう仕組みとなります。

    TradersTrustの公式サイトはコチラ

     

    IS6FX:50万円

    口座残高取引条件
    50万円なし

    参考:IS6FX公式:VPS

    IS6FXのVPS仕様
    ・CPU:2.4GHz(1コア)
    ・メモリ:1GB
    ・HDD:40GB
    ・OS:・Windows2012
    ・条件未達の場合:28ドルかかる

    IS6FXのVPSは口座残高50万円で利用することができ、取引ロット数の条件はありません。

    50万円を下回ると28ドルの請求が来てしまうので、月末までに50万円以上になるように調整しましょう。

    IS6FXの公式サイトはコチラ

     

    Vantage:1000ドル+100万ドル分の取引

    口座残高取引条件
    1,000ドル100万ドル分/1ヶ月

    参考:Vantage公式:VPS

    VantageのVPS利用条件
    ・VPS会社は自由に選択可能
    ・毎月最大50ドルまで
    ※VPS会社に支払いをした後で、明細をVantageに請求して返金してもらう必要がある

    VantageはVPSの提供ではないですが、VPSの費用を毎月肩代わりしてくれる仕組みとなります。

    VPS会社と直接契約をして、毎月明細を提出することで最大50ドルの返金があります。

    毎月申請をしないといけないのが不便ですが、任意でVPSを選ぶことができるので、ぜひ利用すると良いでしょう。

    100万ドル分の取引はおよそ10ロットとなるので、ハードルはかなり高めです。

    Vantageの公式サイトはコチラ

     

    無料VPSを使う時の注意点

    無料VPSを利用する時の注意点を紹介します。

    海外FXのVPSは最初からMT4がダウンロードされていて、VPSの電源も入っているので、独自契約の有料VPSと比べると使いやすい仕様になっています。

     

    VPSのセキュリティーが厳しくダウンロードには設定が必要

    初期状態のVPSはセキュリティーが厳しいため、EA販売所などからダウンロードする時にエラーになりやすくなっています。

    また、インターネットはマイクロソフトのEdgeやInternetExplorerですが、GoogleChromeに切り替えるためにダウンロードしようとしてもエラーになります。

    パソコンの設定に詳しくない人は、自分のパソコンにダウンロードしてから「コピー&ペースト」でVPSに移すようにしましょう。

     

    条件を下回ると有料になる

    VPSは条件を満たすと無料ですが、条件を下回った場合は有料となり、通常よりも高い金額が請求されます。

    有料で利用するのであれば、独自でVPS会社と契約した方が安くなるので、条件を下回らないように気を付けましょう。

     

    海外FXのVPSでよくある質問

    海外FXのVPSに関するよくある質問です。ぜひ参考にしてください。

    条件の低い無料VPSはどの業者ですか?
    ExnessのVPSは500ドルの入金と100ドルの余剰証拠金、月に約5ロットの取引があれば使えるのでおすすめです。
    有料でVPSを借りる場合、海外VPSでおすすめはありますか?
    ContaboのVPSは最安値で利用できておすすめです。
    国内VPSでおすすめの会社はありますか?
    Xserver VPSが安くておすすめですが、国内であれば中古PCを自身で買って運用するのも良いと思います。
    そもそもVPSは必要ですか?
    自宅のPCを24時間付けっぱなしにすれば運用可能ですが、業者のサーバー場所が海外にある場合は少し遅延するため海外VPSを使うのがおすすめです。
    自動売買をするためのVPSの容量を教えてください。
    メモリが1~1.5GBの場合はMT4が1つ、2GB以上だとMT4が2つほど運用可能です。入れるEAの数によりますが、数十個入れるのであれば4~8GBほどあった方が良いです。

     

    まとめ

    海外FXの無料VPSを利用できる業者と条件について説明して来ました。

    自動売買EAを使っている人はVPSが必要なので、無料で借りられる業者は非常にメリットがあります。

    ぜひ条件を満たしてVPSを借りるようにしましょう。

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