TradeviewではcTraderという取引プラットフォームを利用することができ、MT4と比べて動作が早く高機能となっています。
このページではcTraderの特徴とMT4との違い、cTraderの機能やカスタマイズ方法について紹介していきます。
cTraderは自動売買EAの数は少ないですが、デフォルト機能がMT4よりも優れているので、裁量トレードの人はcTraderの方がおすすめです。
cTraderのダウンロードはコチラ | |||
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Tradeview cTrader口座の特徴と仕様
cTrader口座 | Xレバレッジ口座 | ILC口座 | Currenex口座 | |
---|---|---|---|---|
取引プラットフォーム | cTrader | MT4/MT5 | MT4/MT5 | CURRENEX |
レバレッジ | 400倍 | 500倍 | 200倍 | 400倍 |
入金額 | 10万円~ | 1万円~ | 10万円~ | 10万円~ |
ロット数 | 0.01ロット | 0.01ロット | 0.1ロット | 0.01ロット |
取引手数料 | 往復5ドル | なし | 往復5ドル | 往復6ドル |
TradeviewのcTrader口座はILC口座と同じくスプレッドが狭い口座となり、取引手数料が1ロット5ドルかかる口座です。
ILC口座と比べてレバレッジ400倍でトレード可能で0.01ロットから取引できるので、ILC口座よりも少し条件良くトレードができます。
cTrader口座のスプレッド
スプレッド平均 | cTrader口座 | Xレバレッジ口座 | ILC口座 |
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USDJPY | 0.85pips(0.35pips) | 2.15pips | 0.85pips(0.35pips) |
EURJPY | 0.88pips(0.38pips) | 2.18pips | 0.88pips(0.38pips) |
GBPJPY | 1.46pips(0.96pips) | 2.77pips | 1.46pips(0.96pips) |
AUDJPY | 1.17pips(0.67pips) | 2.87pips | 1.17pips(0.67pips) |
NZDJPY | 1.61pips(1.11pips) | 3.31pips | 1.61pips(1.11pips) |
EURUSD | 0.64pips(0.14pips) | 1.84pips | 0.64pips(0.14pips) |
GBPUSD | 1.0pips(0.50pips) | 2.31pips | 1.0pips(0.50pips) |
AUDUSD | 0.86pips(0.36pips) | 2.16pips | 0.86pips(0.36pips) |
AUDNZD | 1.64pips(1.14pips) | 3.34pips | 1.64pips(1.14pips) |
XAUUSD | 1.71pips(1.21pips) | 4.21pips | 1.71pips(1.21pips) |
(カッコ内)は取引手数料を除いたpips数(取引手数料:往復5ドル)
cTrader口座のスプレッドはILC口座と同じく非常に狭いスプレッドで取引可能です。
ゴールドのスプレッドもかなり狭いです。
他の海外FX業者と比べてもかなり狭いスプレッドとなるので、ぜひTradeviewのcTrader口座を利用していきましょう。
TradeviewのcTraderとは? cTraderの特徴
cTrader(シートレーダー)はMT4とは違う取引プラットフォームで、ロンドンの「Spotware Systems Ltd」が2011年に開発しました。
ECN専用の取引プラットフォームになるのでSTP口座では使用することができず、ECN口座だけで使うことができます。
cTraderはECN専用のためインターバンク市場に素早くアクセスでき、ディーリングデスクを介さない透明性の高いプラットフォームです。
世界中で20社ほどの採用され、日本で有名な海外FX業者だとTradeviewやTradeviewで採用されています。
cTraderは高く評価されていて、今までに数々の賞を受賞しています。
cTradeferはトレードプラットフォームの受賞歴がある
- 2018年:Finance Magnates 2018 Awards FXトレードプラットフォーム部門 最優秀賞
- 2013年:FXSTREET.com(FX大手情報サイト)ベスト一般向けプラットフォーム
- 2012年:FXSTREET.com(FX大手情報サイト)最優秀取引プラットフォーム賞
cTraerはデフォルトの状態でも機能が十分備わっていて、MT4よりも使い勝手が良いです。
動作も早く、裁量トレードにはcTraderがおすすめです。
Tradeview cTrader
cTraderを動画で紹介・使い方(英語)
cTraderの英語の公式動画があるので、ぜひ参考にしてください。
YouTubeの日本語字幕を使って御覧頂ければと思います。
TradeviewのcTrader MT4との違い
項目 | ||
---|---|---|
取引方式 | ECN | STP・ECN |
操作性 | 直感的に操作可能 | ある程度の慣れが必要 |
板情報 | 閲覧可能 | 閲覧不可 |
ワンクリック注文 | 可能 | 可能 |
同時決済 | 複数ポジションを同時決済可能 | 1つずつポジションを決済する必要がある |
インジケーター・EA | MT4より少ない | 多い |
プログラミング言語 | C# | MQL4 |
対応デバイス | Windows・Mac・スマートフォン(iOS・Android)・タブレット | Windows・Mac・スマートフォン(iOS・Android)・タブレット ※Macは業者により非対応 |
cTraderとMT4を比較しましたが、cTraderの方がデフォルトで機能がそろっていて「使いやすい」です。
MT4はインジケーターを追加すれば機能はいろいろと増えて行きますが、どうしても「全体的な使いやすさ」はcTraderの方が上を行きます。
cTraderはECN専用プラットフォームなのでSTP口座は非対応となりますが、株取引のように板情報を見ることができ、板を見ながら注文することも可能です。
逆にcTraderはMT4よりもEAやカスタムインジケーターの数が少なく、cAlgoという独自言語のため、開発するにはハードルが高くなります。
TradeviewのcTraderのメリットと機能一覧
TradeviewのcTraderのメリットと機能を画像付きで紹介して行きます。
MT4よりも使い勝手は良いです。動作も早いです。
ワンクリック注文
cTraderは板情報がデフォルトで備わっているため、ワンクリック注文、ワンクリック決済が可能です。
動作が早く注文がサクサク決まる
動作も早いので、ワンクリック注文、ワンクリック決済が連続ですることができます。
ワンクリック決済
建玉一覧から「全ポジションの一括決済」もワンクリックで可能です。
増額や途転も簡単にできます。
建玉変更、分割決済
保有ポジションの一部を分割決済することも可能です。
板情報が見れる
板情報は3種類見ることができ「VWAP DoM」「標準DoM」「価格DoM」があります。
視覚的に見るのであれば標準DoMか価格DoMが見やすいです。
VWAP DoM
VWAPは「出来高加重平均価格」のことを言い、指定したロット数に対するリアルタイムの約定価格を見ることができます。
標準DoM
標準DoMは現在の指値価格とボリュームを視覚的に把握することができます。
バーが長いほど注文ボリュームが多く、どの価格に指値が集まっているかが分かります。
価格DoM
価格DoMは現在価格に対して、左右の売り買い注文がどれだけ入っているのか?を視覚的に把握できます。
0.1pipsごとの指値注文を見ることができ、「100k = 1ロット)」「1m = 10ロット」となっています。
「これから指値を入れよう」と思っている時に便利な板情報です。
板情報(DoM)を見ながらの注文も見やすい
cTraderは板情報を見ながら注文をすることも可能です。
板情報と注文画面が別だと一瞬のうちに価格が変わってしまう可能性もあるため、cTraderは便利です。
またボリュームも見れるので大口注文の時でもスリッページの心配をする必要がありません。
日本時間への変更も簡単
cTraderは日本時間への変更も簡単です。
cTrader右下の「UTC」と書いてある箇所をクリックし、自分の好きなGMT時間に設定可能です。(日本時間はUTC+9)
MT4のように、わざわざインジケーターを入れる必要がありません。
市場時間やシンボル情報(取引手数料やスワップ、ロットなど)も見やすい
cTraderもMT4と同じく市場時間やシンボル情報を見ることができます。
cTraderは取引手数料(片道)の金額や最低取引額、最高取引額も記載してあります。
日本時間にしている場合、現地時間の何時にクローズするか、何時にオープンするか、も教えてくれます。
時間足の種類が多い
Tick → ティックチャート。市場の売買成立のたびに点を打ちチャートが作成される
Renko → 練行足。トレンドの方向性が分かりやすい
Range → レンジバーチャート。特定の値動きがあった場合にチャートが作成される
cTraderはローソク足だけでなくティックチャートや練行足、レンジバーチャートも付いています。
スキャルピングをする人の中にはティックチャートを使う人もいるでしょう。
ボブ・ボルマンの「70ティックチャート」が丁度なく、60ティックチャートか80ティックチャートならあります。
MT4とMT5、cTraderの時間足の違い
・1分足(M1)・5分足(M5)・15分足(M15)・30分足(M30)
・1時間足(H1)・4時間足(H4)
・日足(D1)・週足(W1)・月足(MN)
・1分足(M1)・2分足(M2)・3分足(M3)・4分足(M4)・5分足(M5)・6分足(M6)・10分足(M10)・12分足(M12)・15分足(M15)・20分足(M20)・30分足(M30)
・1時間足(H1)・2時間足(H2)・3時間足(H3)・4時間足(H4)・6時間足(H6)・8時間足(H8)・12時間足(H12)
・日足(D1)・週足(W1)・月足(MN)
・1分足(M1)・2分足(M2)・3分足(M3)・4分足(M4)・5分足(M5)・6分足(M6)・7分足(M7)・8分足(M8)・9分足(M9)・10分足(M10)・12分足(M12)・15分足(M15)・20分足(M20)・30分足(M30)・45分足(M45)
・1時間足(H1)・2時間足(H2)・3時間足(H3)・4時間足(H4)・6時間足(H6)・8時間足(H8)・12時間足(H12)
・日足(D1)・2日足・3日足・週足(W1)・月足(MN)
赤字はcTraderだけにある時間足、黄色ラインはMT5にあってcTraderにない時間足
ローソク足の種類は26種類あり、MT4の9種類やMT5の19種類より多いです。
cTraderは時間足が多く、MT5と比べて「12分足」だけがありませんが、「7分足・8分足・9分足・2日足・3日足」があります。
チャートのカスタマイズができる
フィボナッチ:フィボナッチファン、フィボナッチエクスパンション
図形:長方形、楕円形、三角形、矢印など
その他:テキストや配色、チャート撮影など
cTraderはチャートにカスタマイズができ、垂直ライン、水平ライン、トレンドラインだけでなく、フィボナッチや図形などを書き込むことができます。
テキストや矢印も書き込めるのでcTraderのチャートを自分用にメモしながらトレードを進めることも可能です。
初期から入っているインジケーターが多い
- トレンド系:10種類
- オシレーター系:17種類
- ボラティリティ:11種類
- 取引数量:10種類
- その他:8種類
MT4デフォルトのインジケーターの数と比べてもほとんど変わりはありませんが、インジケーターの種類は違ってきます。
cTraderのインジケーターのページを見ると650種類ほどのインジケーターがあるので、不足することはないでしょう。
ただ、MT4のオリジナルのインジケーターを使っている人は、全く同じものはないと思うので、開発する必要が出て来ます。
cTraderの初期から入っているインジケーター一覧
トレンド系 | 日本語訳 | オシレーター系 | 日本語訳 |
---|---|---|---|
Accumulative Swing Index | 累積スウィング指数 | Accelerator Oscillator | ACオシレーター(ビルウィリアムズ指標) |
Aroon | アルーン・インディケーター | Awesome Oscillator | オーサムオシレーター |
Directional Movement System | DMI | Commodity Channel Index | CCI(商品チャンネル指数) |
Exponential Moving Average | EMA(指数平滑移動平均線) | Detrended Price Oscillator | DPO |
Parabolic SAR | パラボリックSAR | MACD Crossover | MACD(移動平均収束拡散法) |
Simple Moving Average | 単純移動平均線 | MACD Histogram | MACDヒストグラム |
Time Series Moving Average | 時系列移動平均線 | Mass index | マス・インデックス |
Triangular Moving Average | 三角移動平均線 | Momentum Oscillator | モメンタム・オシレーター |
Weighted Moving Average | 加重移動平均線 | Price Oscillator | プライスオシレーター (PRO) |
Welles Wilder Smoothing | ウェルズ・ワイルダーの平滑化平均 | Price ROC | レート・オブ・チェンジ(ROC) |
Rainbow Oscillator | レインボーオシレーター | ||
Relitive Strength Index | RSI | ||
Stochastic Oscillator | ストキャスティクス | ||
TRIX | Triple Exponential Average | ||
Ultimate Oscillator | アルティメット・オシレーター | ||
Vertical Horizontal Filter | VHF | ||
Williams %R | ウィリアムズ%R | ||
ボラティリティ | 日本語訳 | 取引数量 | 日本語訳 |
Average True Range | ATR | Chaikin Money Flow | チャイキン マネー フロー (CMF) |
Bollinger Bands | ボリンジャーバンド | Ease Of Movement | イーズ オブ ムーブメント(EOM) |
Chaikin Volatility | CV(チャイキン ボラティリティ) | Money Flow index | マネーフローインデックス(MFI) |
Donchain Channel | ドンチャンチャネル (DC) | Negative Volume Index | 負出来高指数 (NVI) |
Fractal Chaos Bands | フラクタルカオスバンド | On Balance Volume | オンバランス数量 |
Historical Volatility | ヒストリカル・ボラティリティ | Positive Volume Index | PVI |
Keltner Channels | ケルトナーチャネル (KC) | Price Volume Trend | プライスボリュームトレンド(価格出来高トレンド) |
Linear Regression Forecast | 線形回帰予測(LRF) | Trade Volume Index | 取引量指数(TVI) |
Standard Deviation | 標準偏差 | Volume Oscillator | ボリューム・オシレーター |
True Range | ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ) | Volume ROC | 変化率 |
その他 | 日本語訳 | ||
Ichimoku Kinko Hyo | 一目均衡表 | ||
Median | 中央値 | ||
Swing Index | スイング・インデックス | ||
Typical Price | 通常価格 | ||
VIDYA | ヴィドゥヤ | ||
Weighted Close | 加重終値 | ||
Williams Accumulation Distribution | ウィリアムズ累積分布 |
よく使われるインジケーターは一通り網羅している感じはありますが、よく分からないインジケーターもあります。
英語を訳しても理解できなかったインジケーターだけ省いてあります。
一般的なテクニカル指標だけでトレードしている人は不便を感じることはないと思います。
cTraderはスマホアプリでも使える
「Tradeview cTrader」はiPhoneでもAndroidでもアプリがあるので、簡単にインストールして使うことができます。
MT4と違い、海外FX業者ごとにインストールする必要があるので、TradeviewなどのcTraderを使う時は、TradeviewのcTraderをインストールしましょう。
ワンクリック注文できる
スマホ版のcTraderもワンクリック注文も簡単にできます。
日本語設定、日本時間への変更も簡単です。
スマホでも板情報も見れる
スマホでも板情報もデフォルトで見ることができます。
スマホ版のcTraderも便利に作られていますね。
MT4よりは使いやすいイメージです。
cTraderの設定方法
cTraderの設定方法を紹介します。
日本語への変更方法
cTraderでの日本語設定は簡単です。
cTrader上の方にイニシャル2語「英語ならEN、日本語ならJA」と書いてある箇所をクリックすると、言語を選択することが出来ます。
TradeviewのcTraderのデメリット
今までcTraderのメリットを紹介して来ましたが、cTraderはMT4よりも劣っている点もいくつかあります。
- EAがMT4と比べて少ない
- カスタムインジケーターが少なく日本語サイトがない
cTraderの方が取引プラットフォームとしての完成度は高いですが、MT4と比べて「自由度が低い」イメージがあります。
MT4はMQL4のプログラミング言語ですが、cTraderはC#が使われています。
C#は一般的なプログラミングにも使われる言語なので、元々知識のある人もいるでしょう。
ただ、cTraderは英語が基本で日本語サイトもないので、ちょっと馴染みにくい感じがします。
cTraderのcAlgoのページは日本語非対応
cTraderのcAlgoのページはすべて英語表記のため、自動翻訳を使っても日本語が不自然になってしまいます。
数としてはEA・インジケーター含めて900個以上あるので、全然少なくはないですね。
インジケーターの数は700種類ほどインストール可能
インジケーターの数は700個以上用意されていますが、それなりには充実している感じです。
しかしEAの数がMT4と比べるとかなり少ないです。
cTraderはEAを使うよりも裁量トレードが中心になってくると思われます。
TradeviewのcTraderでよくある質問
TradeviewのcTraderに関するよくある質問です。ぜひ参考にしてください。
- cTraderは日本語にすることができますか?
- cTraderで日本語表記にするには右上の国旗マークから日本語を選択してください。
- cTraderにログインできない場合はどうすれば良いですか?
- cTraderのログインはメールアドレスとパスワードを入力します。パスワードは口座開設時にメールが来ているので確認してください。
- cTraderはスマホアプリもありますか?
- はい、可能です。iOS、Androidともに利用可能です。
- cTraderはインジケーターのカスタマイズが可能ですか?
- はい、cAlgoのページからインジケーターをダウンロードすることができます。
TradeviewのcTraderまとめ
cTraderは動作が早く、MT4と比べてデフォルトでも機能が備わっているため、裁量トレードにはおすすめです。
ワンクリック機能や一括決済、板情報などMT4より見やすいため、すぐに気に入ると思います。
ただ、EAやオリジナルのインジケーターはMT4に劣っているため、EAを動かしたい人や、目当てのインジケーターが良い人はMT4を使った方が良いかもしれません。
スキャルピングをやる人やMT4にこだわりが無い人はcTraderの方が使いやすいので、cTraderでトレードするのをおすすめします。