FXGTロスカット水準の条件とマージンコール・計算方法

FXGTでは、ロスカット水準が設定されており、トレードの損失が一定の金額に達すると自動的にポジションが決済されます。

また、マージンコールもあり、証拠金の一定割合を超えると追加の証拠金を入金するようにお知らせが入ります。

ロスカットの計算は手動でも可能ですが、計算ツールを使用することがおすすめです。証拠金の額を損失の額で割ったものがロスカット水準です。ロスカット計算は、当サイトでロスカット計算ツールを作ったので、良かったら使ってください。

適切なトレードを行うために、ロスカット水準とマージンコールについて理解しましょう。

このページで分かること
  • ロスカットとは何か?
  • FXGTのロスカット水準について
  • ロスカットにならないようにするには?

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鶏冠井悠二
著者
【この記事の著者】
CFP,1級FP,証券外務員一種,投資診断士
㈱ナゴウェブ 鶏冠井悠二

海外FX比較ナビの運営をする海外FX歴5年の現役トレーダー。多数の海外FX業者を実際に利用し、自身の経験を基に記事作成を行なう。トレーダーに役立つ様々なツールも開発。EAのバックテストは200以上の実績があり、数十のEAを稼働中。

FXGTのロスカット水準:20%~40%

ロスカットとは?

まずロスカットについて分かりやすく説明します。

ロスカットについて

ロスカットとは強制決済のことを言い、必要証拠金の一定割合(FXGTの場合は20%)以下になると、強制決済になります。

ロスカットされる水準のことをロスカット水準(=証拠金維持率)と言います。

ロスカットはトレーダーの資金を守るためにある仕組みで、一定水準の証拠金率を下回ると自動的に決済される仕組みです。

画像引用元:FXGT<よくある質問

まれに急落相場などで価格が付かないためロスカットされず、マイナスになってしまうことがあります。

その場合はFXGTではゼロカットシステム(マイナス残高を0円にしてくれる補填サービス)があるため安心です。

口座残高がゼロになる前に含み損を自動で確定することになるので、トレーダーの資金を守る意味合いがあります。

FXGTのロスカット水準は20%~40%(口座タイプにより異なる)

FXGTは証拠金維持率が50%~70%を下回るとマージンコール(事前の連絡)となり、証拠金維持率20%~40%を下回ると強制ロスカットとなります。

更に、FXGTのロスカット水準は口座タイプごとに違いますので、お使いの口座タイプの水準は必ず知っておく必要があります。

スタンダード+口座ミニ口座CryptoMax口座プロ口座ECN口座
マージンコール50%50%70%50%70%
ロスカット水準20%20%40%20%40%

参照:FXGT 口座比較

CryptoMax口座とECN口座がロスカット水準40%となり、スタンダード+口座、ミニ口座、プロ口座は20%となります。

画像引用元:FXGT>取引口座の種類

ロスカット水準20%~40%は他の海外FX業者と比べても平均的な数値となっています。

マージンコールとは?

マージンコールについて

マージンコールとは、証拠金維持率が低下したことをお知らせしてくれる機能です。

証拠金維持率が低くなると、ポジションが自動的に決済されないようにするために、追加の入金や損切りを行う目安となります。

FXGTのマージンコールは50~70%

FXGTでは、必要証拠金の50~70%をマージンコールとして設定しています。

こちらも口座の種類によって異なります。

画像引用元:FXGT>取引口座の種類

画像引用元:FXGT<よくある質問

具体的には、MetaTraderという取引プラットフォームでは、ターミナルで赤字で表示されるようになります。これにより、トレーダーは証拠金維持率の低下に気づき、適切な対応を行うことができます。

このように、マージンコールは「もうすぐロスカットになりそうだよ」お知らせしてくれます。

マージンコールでMT4が赤色になったら、損切りを考えるか追加入金するなどの対応をしましょう。

対策については、この後のロスカット防ぐ方法で詳しく説明していきます。

 

FXGTと他業者とのロスカット水準比較

FXGTと他の海外FXをロスカット水準比較しました。

20~40%20%0%20%

20%0%20%20%

FXGTと他の海外FX業者のロスカット水準を比較すると、他の業者は0~20%程度の範囲で設定されています。

20%のロスカット水準の場合、「証拠金がなくなる少し手前までポジションを保有すること」ができます。しかし、もしロスカットが発生した場合、ほとんど資金は残りません。つまり、損失を最小限に抑えるためには、十分な証拠金を維持する必要があります。

ロスカット水準はトレードのリスク管理に重要な役割を果たします。適切なロスカット水準を設定し、十分な証拠金を維持することで、損失を最小限に抑えることができます。

 

ロスカットの計算方法は?

FXGTのロスカット計算方法を紹介します。

当サイトのロスカット計算ツールを使って説明して行こうと思います。

入力項目
  1. 通貨ペア(USD、EURJPYなど)
  2. 証拠金(円、もしくはドル を選択)
  3. 最大レバレッジ(25倍~)
  4. 取引ロット数
  5. ロスカット水準・証拠金維持率(0~100)
  6. 売買(売り、もしくは買い を選択)

これらを入力し、「計算する」を押すと自動的に結果が分かります。実際にやってみましょう!

ロスカット計算 10万円で1ロット ドル円を購入した時

10万円の証拠金で、10万通貨のドル円を取引する場合 ※レバレッジ1000倍

135円 × 10万通貨 ÷ 1000倍 = 13,500円(必要証拠金)
13,500円 × 0.2(ロスカット水準) = 2,700円(ロスカットされる証拠金)
100,000円 – 2,700円 = 97,300円(いくら負けられるか)
97,300円 ÷ 10万通貨 × 100 = 97.3pips(負けてよいpips)

この例では、損失が97.3pips(-97,300円)を超えるとロスカットされます。

具体的な計算方法は、まず「必要証拠金」を算出し、次に「ロスカットされる証拠金額」を計算します。

まず、「必要証拠金」とは、取引を行うために最低限必要な証拠金のことです。この金額は通常、取引する通貨ペアやレバレッジ倍率によって異なります。

次に、「ロスカットされる証拠金額」を計算します。これは、証拠金維持率が一定水準以下になった場合に、ポジションが自動的に決済されるために必要な証拠金の金額です。

最後に、「口座にある資金」から「ロスカットされる証拠金額」を引くことで、実際にどれだけの損失を負うことができるかを計算することができます。

この計算を行うことで、トレーダーは自身の資金状況を把握し、リスク管理を行うことができます。

ロスカット計算 10万円で1ロット ユーロドルを購入した時

10万円の証拠金で、10万通貨のユーロドルを取引する場合 ※レバレッジ1000倍
※EURUSD = 1.11ドル、USDJPY = 138.639円の時
(1.11 × 138.639) × 10万通貨 ÷ 1000倍 = 15,388円
15,388円 × 0.2(ロスカット水準) = 3,077円
100,000円 – 3,077円 = 96,922円
96,922円 ÷ ドル円レート(138.639) ÷ 10万通貨 × 10000 = 69.9pips

この例では、損失が69.9pips(-96,922円)を超えると、ロスカットされます。

決済通貨(右側の通貨)が円でない場合は、円に直す計算式も加わります。

EURUSDの場合は、そこにUSDJPYの現在価格も加わるので注意しましょう。

便利なロスカット自動計算ツール

このように、計算はかなり面倒なので、ざっくりと計算内容が分かれば、実際の計算はツールを使うのをおすすめします。

ロスカット計算ツール

 

FXGTでロスカットを防ぐ方法

FXGTでロスカットを防ぐ方法を紹介します。

ハイレバレッジでポジションを持っていたり、マーチンゲールタイプのEAを持っていると、ロスカットになりそうなタイミングは出てきます。

以下の3つの対処方法のどれかを実行しましょう。

ロスカットを防ぐ3つの対処方法
  1. 追加入金し証拠金確保
  2. 損切りする
  3. 逆方向のポジションを取って両建てにする

追加入金し証拠金を確保する方法

まず1つ目は追加入金する方法です。

もし取引がうまくいっていない状況になった場合、追加入金を考えてみましょう。

ただし、夜間や土日などの場合、銀行経由の入金はできないことがあります。そのため、事前にクレジットカードやbitwallet(仮想通貨ウォレット)の準備をしておくことをおすすめします。

画像引用元:bitwallet

特に、bitwalletは緊急時のために登録だけはしておくことをおすすめします。

参照:bitwallet

損切りする方法

ロスカットされる前に損切りする方法が二つ目です。

損切りをすることは勇気がいるかもしれませんが、ロスカットされて資産を減らすよりも、早めに損切りすることが良い場合もあります。

チャートを見ながら取引の状況を確認し、反転の兆候が見られない場合は、諦めて損切りすることが賢明です。

逆方向のポジションを取って両建てにする方法

逆方向のポジションを同じロット数持つことで、両建てという方法もあります。

両建てにすることによって、これ以上の損失は発生しなくなるため、一旦両建てにしておいて、じっくりと状況を検討することもできます。

ロスカットの可能性が高い時には、冷静に判断することが難しい場合もあります。そのため、まずは両建てにしておき、その後にどうするかを検討するのも良いでしょう。

 

FXGTのロスカットでよくある質問

FXGTのロスカットに関するよくある質問です。ぜひ参考にしてください。

FXGTのロスカット水準は何%ですか?
CryptoMax口座とECN口座がロスカット水準40%となり、スタンダード+口座、ミニ口座、プロ口座は20%となります。
FXGTのマージンコール水準は何%ですか?
FXGTでは、マージンコール水準は、取引の損失が証拠金の50%に達した時点で発動されます。
ロスカット水準はどのように計算されますか?
ロスカット水準は、取引の証拠金率と取引の損失額によって計算されます。証拠金率が高いほど、ロスカット水準が高くなります。また、取引の損失額が多いほど、ロスカット水準は低くなります。
FXGTと他の海外FX業者のロスカット水準は違いますか?
FXGTと他の海外FX業者のロスカット水準を比較すると、他の業者は0~20%程度の範囲で設定されています。口座タイプにもよりますが、平均的と言えます。
ロスカット水準が低い場合、どのようなリスクがありますか?
ロスカット水準が低い場合、損失が拡大するリスクが高くなります。ロスカットが執行されると、ポジションが強制的に決済され、損失が発生します。

 

まとめ

ポジションを保有する際には、どれくらいの価格の変動でロスカットされるのかをしっかり計算してからエントリーしましょう。

先ほど紹介したように、FXGTではロスカット水準が設定されています。しかし、実際のロスカットの計算は少し複雑です。

計算を簡単にするために、ロスカット計算ツールを使うことで、ポジションを保有する際のリスクを正確に把握することができます。

リスク管理はトレードにおいても、非常に重要です。

エントリーする前にリスクを把握し、適切なトレードを行うことが大切です。

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