- Axioryの口座タイプについて
- おすすめの口座とその理由
- MT4・MT5・cTraderの選び方と違い
Axioryの口座タイプは、以前は2種類でしたが現在では4種類に増えました。
新しくできたテラ口座やアルファ口座についても解説します。特徴に合わせた口座に登録するようにしましょう。
口座を作る時に知っておきたい、MT4とMT5、そしてcTraderの違いについても解説していきます。
Axioryの口座タイプ 口座の種類
Axioryでは、「スタンダード口座」、「ナノ・スプレッド口座」、「テラ口座」、「アルファ口座」の4種類の口座タイプがあります。
4つの口座タイプの違いを表で色付けして紹介していきます。
口座タイプ | スタンダード口座 | ナノスプレッド口座 | テラ口座 | アルファ口座 |
---|---|---|---|---|
最大レバレッジ | 400倍 | 400倍 | 400倍 | 1倍 |
注文方式 | STP方式 | ECN方式 | ECN方式 | ECN方式 |
口座通貨 | 日本円/米ドル/ユーロ | 日本円/米ドル/ユーロ | 日本円/米ドル/ユーロ | 日本円/米ドル/ユーロ |
最小入金額 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
ゼロカット | あり | あり | あり | あり |
最低取引数量 | 0.01 | 0.01 | 0.01 | 1 |
最大注文ロット | 1,000 | 1,000 | 1,000 | 100,000 |
1ロットの単位 | 10万通貨 | 10万通貨 | 10万通貨 | – |
最大保有ポジション | 制限なし | 制限なし | 制限なし | 制限なし |
取引手数料 | 無料 | 1Lotあたり6$/往復 | 1Lotあたり6$/往復 | あり |
ロスカット水準 | 20% | 20% | 20% | – |
取扱銘柄 | FX
株式CFD 株価指数CFD エネルギーCFD 貴金属CFD |
FX
株式CFD 株価指数CFD エネルギーCFD 貴金属CFD |
FX
株式CFD 株価指数CFD エネルギーCFD 貴金属CFD |
現物株式
ETF |
取引プラットフォーム | MT4,cTrader | MT4,cTrader | MT5 | MT5 |
デモ口座 | あり | あり | あり | – |
4つの口座を違う箇所を色付けして表示しました。
今まではスタンダード口座とナノ・スプレッド口座の2つしかありませんでしたが、テラ口座とアルファ口座が誕生しました。
スタンダード口座・ナノスプレッド口座では、取引プラットフォームの「MT4」か「cTrader」を選ぶことができます。テラ口座・アルファ口座はMT5が取引プラットフォームです。
Axioryではナノスプレッド口座を選ぶ人が多く、ナノスプレッド口座の方が取引コストが安くなります。
次の項目で、この4つの口座の違いを詳しく紹介していきます。
どの口座タイプでもボーナスはもらえる
Axioryでは口座タイプによるボーナスの違いはありません。
(新しくできたアルファ口座はFXではなく株式なので、そこのボーナスはどうなるかはまだ分かりません)
他の業者のようにボーナスによる違いはないので、スプレッドや取引プラットフォーム、取扱いの通貨によって判断しましょう。
Axiory口座タイプの違いと特徴
4タイプの口座はこのような違いがあります。
口座タイプの違い早見表
- スタンダード口座:STP方式(取引手数料がかからない)、MT4・cTraderの口座
- ナノ・スプレッド口座:ECN方式(取引手数料がかかる)、MT4・cTraderの口座
- テラ口座:ナノ・スプレッド口座と同じでMT5の口座
- アルファ口座:海外の現物株式とETF専用口座
スタンダード口座とナノ・スプレッド口座は仕組みの違いで、ナノ・スプレッド口座の方が総合的な取引コストは安くなります。
(スプレッド+取引手数料がかかっても、ナノ・スプレッド口座の方がコストが安い)
テラ口座はナノスプレッド口座のMT5口座になっただけで、アルファ口座は海外株式の専用口座となっています。
一番おすすめの口座はコストが安くて汎用性の高い「ナノ・スプレッド口座」となります。
では、それぞれの口座別に特徴を見ていきましょう。
スタンダード口座
Axioryスタンダード口座の特徴
- STP方式:注文をLPに流して自動的に一番安いスプレッドで成約する注文方式
- STP方式なので、取引量の少ない時間やロット数の小さい注文も約定しやすい
- 取引手数料は無料だがナノ・スプレッド口座よりもスプレッドは広い
- 取引ツールはMT4,cTrader
Axioryのスタンダード口座は、初心者やプロトレーダーまで広く使われている一般的な口座です。
スイングトレードや中長期的なトレードを行う人向けに設計された口座となっています。
ナノ・スプレッド口座よりも取引コストが高いので、ナノ・スプレッド口座の方がおすすめです。
ナノ・スプレッド口座
- ECN方式:インターバンク市場に注文が流れて相対取引(自動マッチング)する注文方式
- ECN方式なので、取引量の少ない時間や大きなロットなどは約定がしにくい
- 業界最狭水準のスプレッドでスキャルピングや指数トレードとは相性抜群
- スプレッドは狭いが取引手数料が1ロットあたり往復6ドルかかる
- 取引ツールはMT4,cTrader
Axioryのナノ・スプレッド口座の一番の特徴は、スプレッドが狭い代わりにトレード毎に取引手数料(1ロットあたり片道3$/往復6$)がかかることです。
しかし、スプレッドと取引手数料を合わせてもスタンダード口座よりも取引コストが安くなるので、ナノ・スプレッド口座の方がおすすめです。
STPとECNの仕組み(注文先の市場の特徴)がちょっと違いますが、基本的にナノ・スプレッドで大丈夫です。
テラ口座
- 中級者・上級者向けの口座タイプ
- 業界最狭水準のスプレッドでスキャルピングや指数トレードとは相性抜群
- スプレッドは狭いが取引手数料が1ロットあたり往復6ドルかかる
- 取引ツールはMT5
テラ口座はナノ・スプレッド口座と変わりませんが、取引ツールがMT5(MetaTrader 5)になっています。MT5はMT4と比べて動作が軽快で速いため、スキャルピングには有利と言われます。
自動売買はMT4の方がEAの数が多いですが、裁量トレードの人はMT5の方がおすすめです。
アルファ口座
Axioryアルファ口座の特徴
- 株式取引のみが対象の口座タイプ
- 米国・欧州市場の現物株式とETFが取引可能
- FX通貨ペアなどは取引できない
- 取引ツールはMT5
- 取引手数料がかかる
アルファ口座の特徴はほかの口座と違い、米国・欧州市場の現物株式・ETFの取引ができるところです。
逆にFX通貨ペアや貴金属CFD、株価指数CFDなどの取引はできません。
また、取引手数料が取引ボリュームに応じてかかります。
海外株式を買いたい人はアルファ口座を開設すると良いでしょう。
参照:アキシオリー取扱商品 | AXIORYの株式 | 現物株式取引
Axioryの口座タイプ口座の種類と違い
Axioryの口座タイプ スプレッドと取引手数料
平均スプレッド | スタンダード口座 | ナノスプレッド口座 | テラ口座 | アルファ口座 |
---|---|---|---|---|
取引手数料 | なし | 6ドル/1ロット | 6ドル/1ロット | 取引ボリュームによる |
USDJPY | 1.4pips | 1.01pips(0.41) | 1.01pips(0.41) | 株式取引のみ |
EURJPY | 1.49pips | 1.09pips(0.49) | 1.09pips(0.49) | |
EURUSD | 1.23pips | 0.84pips(0.24) | 0.84pips(0.24) | |
GBPJPY | 1.99pips | 1.58pips(0.98) | 1.58pips(0.98) | |
GBPUSD | 1.62pips | 1.18pips(0.58) | 1.18pips(0.58) | |
AUDJPY | 1.96pips | 1.32pips(0.72) | 1.32pips(0.72) | |
AUDNZD | 2.46pips | 1.76pips(1.16) | 1.76pips(1.16) | |
AUDUSD | 2.05pips | 1.13pips(0.53) | 1.13pips(0.53) | |
NZDJPY | 2.28pips | 1.60pips(1.00) | 1.60pips(1.00) | |
XAUUSD | 3.62pips | 2.14pips(1.54) | 2.14pips(1.54) |
(カッコ内)は取引手数料を除いたpips数(取引手数料:往復6ドル)
スタンダード口座には取引手数料がありませんが、ナノスプレッド口座・テラ口座では、1ロットあたり往復で6ドルの手数料が発生します。
アルファ口座は、株式取引専用の口座になるため手数料は取引の量に応じて変化します。
ナノスプレッド口座は取引手数料がかかりますが、それでもナノスプレッド口座の方がトータル的にかかる費用は安くなります。
こちらの公式ページから、口座タイプ別のリアルタイムスプレッドが確認できます。
スプレッドと取引手数料
どの口座にも、取引コストとしてスプレッドが存在します。
口座タイプによって、取引手数料が異なります。
スプレッドとは買値(ASK)と売値(BID)の差額ですので、トレーダーの皆さまにとってはトレード費用となります。
「スタンダード口座」の場合、取引手数料は無料ですが標準的なスプレッド値になります。「ナノ/テラ口座」では、スプレッド値は低いですが、取引手数料が発生します。
ナノスプレッド口座は取引手数料が発生しますが、スプレッドがスタンダード口座よりも狭いのが特徴的です。
ナノ/テラ口座の取引手数料
取引数(注文数) | (通貨表記) | 取引手数料(片道) | 取引手数料(往復) |
---|---|---|---|
0.01 | 1,000通貨 | 0.03ドル | 0.06ドル |
0.10 | 10,000通貨 | 0.30ドル | 0.6ドル |
0.50 | 50,000通貨 | 1.50ドル | 3ドル |
1.00 | 100,000通貨 | 3.00ドル | 6ドル |
10.00 | 1,000,000通貨 | 30.00ドル | 60ドル |
ナノスプレッド口座の取引手数料は、エントリーで片道分(1ロット3ドル)がかかり、決済の片道分(1ロット3ドル)の取引手数料がかかります。
0.1ロットなら1ロットの10分の1の手数料となり、取引ロット数によって取引手数料も同じように変わります。
Axioryのスワップポイント一覧通貨ペアの比較と時間
Axioryの口座タイプ MT4/MT5とcTrader
MT4 | MT5 | cTrader | |
---|---|---|---|
取引方式 | STP・ECN | STP・ECN | ECN |
操作性 | ある程度の慣れが必要 | ある程度の慣れが必要 | 直感的に操作可能 |
板情報 | 閲覧不可 | 閲覧可能 | 閲覧可能 |
同時決済 | 1つずつ決済する必要あり | 1つずつ決済する必要あり | 複数ポジション同時決済可能 |
標準インジケーター | 51種類 | 96種類 | 76種類 |
インジケーター・EA | 非常に多い | MT4より少ない | MT4より少ない |
動作スピード | MT5よりは遅い | 速い | 速い |
リリース年 | 2005年 | 2010年 | 2011年 |
自動売買EAの数 | 多い | 少なめ | 非常に多い |
対応海外FX業者 | 多い | MT4より少なめ | Axiory,Tradeviewなど4社のみ |
cTraderはMT4やMT5に比べて、操作が簡単で扱いやすいです。
また、ポジション1つずつ決済する必要があるMT4に比べ、cTraderでは同時決済ができるので、決済の煩わしさが無いです。
さらに、板情報が見られるのもcTraderのメリットです。
cTraderの特徴
- ワンクリック注文に対応
- 同時複数注文に対応
- 超短期のスキャルピングに対応(制限無し)
- 約定スピードが非常に早い
- 板情報が見える
- Macのみ使えない
cTraderはWindowsやiPhone、iPad、さらにはAndroidにも対応していますが、Mac版の取扱いはありません。
Macをお使いの方はWeb版cTraderを使いましょう。
MT4はEAやカスタムインジケーターに強い
MT4は昔からある取引プラットフォームでカスタマイズ性が高いので、たくさんの種類のEAやインジケーターが存在しています。自動売買をする人はMT4やMT5の方がおすすめです。
MT5は時間足の種類も増え、標準で内蔵されているインジケーターの数も増えているため、使い勝手はMT5の方がだいぶ使いやすくなっています。
ですが、現在でもMT5よりもMT4を使っている人の方が多い状況です。
理由としては以下のようなものがあります。
- MT4とMT5に互換性がないためカスタムインジケーターやEAを再利用できない
- GogoJungleなどの有料EAはほとんどがMT4対応
- 使い方に関する情報もMT4の方が圧倒的に多い
通常の裁量トレードをする人は、基本的にcTraderを選択しておけば良いでしょう。
MetaTraderは慣れれば使いやすいトレードソフトですが、高機能ゆえに国内FX提供のツールよりも初心者の方ではよくわからない…となる可能性があります。
MT4の使い方は多くの日本語コンテンツがネットで公開されているため、初心者の方はMT4の方が情報が得やすかったりします。慣れてきたらMT5の方に移行しても良いでしょう。
Axioryのおすすめ口座は「ナノ・スプレッド口座」
Axioryはアルファ口座の「海外株式やETF」という特徴のある口座もありますが、総合的におすすめの口座は「ナノ・スプレッド口座」です。
ナノ・スプレッド口座がおすすめの理由
- スタンダード口座よりも取引コスト(スプレッドや取引手数料の合計)が安い
- MT4の方が自動売買EAの種類が豊富
- 裁量トレードで便利なcTraderがある
スタンダード口座はスプレッドが広く、特にメリットはないのでナノ・スプレッド口座の方が良いです。
テラ口座とは「MT5を使いたいか? MT4やcTraderを使いたいか?」で判断しましょう。
裁量トレードとしてはcTraderの方が機能はすぐれていますが、使い慣れたMetaTraderの方が良い人はMT5のテラ口座が良いと思います。
Axioryの口座タイプでよくある質問
Axioryの口座タイプに関するよくある質問です。ぜひ参考にしてください。
- Axioryでおすすめの口座タイプはどれですか?
- MT4かcTraderはナノ口座がスプレッドが狭くておすすめで、MT5はテラ口座がおすすめです。
- ナノ口座やテラ口座はスプレッド以外に手数料がかかりますか?
- はい、ナノ口座とテラ口座はスプレッドに加えて取引手数料が1ロット6ドルかかります。
- スプレッドが狭い口座はどれですか?
- スプレッドが狭い口座はナノ口座とテラ口座です。取引手数料はかかりますが、トータルコストもナノ口座やテラ口座が少なくなっています。
- 口座によってボーナスやキャンペーンが受け取れない口座はありますか?
- いいえ、Axioryはどの口座タイプでもボーナスは受け取ることができます。
Axioryの口座タイプまとめ
Axioryの口座タイプは、ボーナスなどの大きな違いはないので、単純に取引プラットフォームや取扱いの通貨種類、スプレッドで判断すると良いです。
スタンダード口座は特にメリットがないので、ナノ・スプレッド口座かテラ口座を使うと良いでしょう。
海外株式やETFを取引したい人はアルファ口座を作っても良いと思います。
取引プラットフォームは自動売買ならMT4、通常の裁量トレードならcTraderを選択すると良いでしょう。
通常のテクニカル分析であれば、cTraderも一通りそろっているので、不便を感じることはありません。
ただ、オリジナルのインジケーターを使っている場合は、MT4の方が良いと思います。