HFMの強制ロスカットになる証拠金維持率と注意点

hfm ロスカット

HFMのロスカットについて紹介して行きます。

強制ロスカットの仕組みとHFMのロスカット水準、マージンコールについても解説したいと思います。

ロスカットの計算方法やツールについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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↓海外FXのロスカット比較は以下のページで紹介してるので参考にしてください。

> 海外FXのロスカット水準と証拠金維持率

 

鶏冠井悠二
著者
【この記事の著者】
CFP,1級FP,証券外務員一種,投資診断士
㈱ナゴウェブ 鶏冠井悠二

海外FX比較ナビの運営をする海外FX歴5年の現役トレーダー。多数の海外FX業者を実際に利用し、自身の経験を基に記事作成を行なう。トレーダーに役立つ様々なツールも開発。EAのバックテストは200以上の実績があり、数十のEAを稼働中。

HFMのロスカット水準(証拠金維持率)は20%

ロスカット水準 マージンコール
20% 50%

参考:HFM 口座比較

強制ロスカット
一定の証拠金になると強制的に決済される投資者保護の仕組み

ロスカット水準
強制的に決済される証拠金維持率の割合

HFMのロスカット水準は20%となり、必要証拠金の20%になると強制ロスカットになります。

以前は口座タイプによってロスカット水準が10%でしたが、現在はすべての口座で20%統一になっています。

 

ロスカット水準が低いメリット・デメリット

ロスカット水準が低いメリット
反転するチャンスが増える

ロスカット水準が低いデメリット
ロスカットされた時に残る証拠金が少ない

ロスカット水準が低いことでメリットもありますが、デメリットもあります。

ロスカット水準が低いと反転して利益を狙う機会も増えますが、ロスカットされた時に残金が少なくなります。

逆にロスカット水準が高いと、反転するチャンスは少なくなりますが、ロスカットされた時に残る証拠金が多くなります。

ロスカットについてはトレードスタイルによって「引く方が良い」「高い方が良い」と別れてきます。

海外FXの場合は「ロスカットされた時にはほとんど証拠金が残らない」という考えでトレードしている人が多いので、入金する金額を調整するようにしましょう。

 

マージンコールは証拠金維持率50%

ロスカット水準 マージンコール
20% 50%

HFMのマージンコールは50%となり、必要証拠金の50%になると証拠金が少ないというお知らせが届きます。

マージンコール以下の証拠金維持率になると、画像のようにMT4アプリの数字部分が赤くなり、「もうすぐロスカットされる」というシグナルになります。

パソコンでも残高部分が赤色になる

パソコンでも、このように残高部分が赤色で表示されるので、証拠金が少なくなっているのが分かると思います。

 

他の業者とロスカット水準を比較

20% 20% 20% 20%
20% 0% 100% 50%

他の海外FX業者とロスカット水準を比較すると、20%の業者が多く、HFMと同じになっています。

iFOREXはロスカット水準0%なので、証拠金がなくなるまでトレードが可能です。

Tradeviewはロスカット水準が100%なので、早めに強制決済されるようになっています。

 

ロスカットの計算方法

ロスカットの計算は非常に複雑なので、ここでは「何pips負けられるのか?」の許容損失を解説します。

ロスカット計算は少し複雑なので、当サイトのロスカット計算機を使って説明していきます。

 

5万円の証拠金でドル円1ロット取引した場合のロスカット計算

5万円の証拠金で1ロット(10万通貨)のドル円
130円 × 10万通貨 ÷ 2,000倍 = 6,500円(必要証拠金)
6,500円 × 0.2(ロスカット水準) = 1,300円(ロスカットされる証拠金)
50,000円 – 1,300円 = 48,700円(いくら負けられるか)
48,700円 ÷ 10万通貨 × 100 = 48.7pips(負けてよいpips)

この例では、損失が48.7pips(-48,700円)を超えると、ロスカットされます。

 

5万円の証拠金でユーロドル1ロット取引した場合のロスカット計算

5万円の証拠金で1ロット(10万通貨)のユーロドル
※EURUSD = 1.09ドル、USDJPY = 135.735円の時
(1.09 × 135.735) × 10万通貨 ÷ 2,000倍 = 7,397円(必要証拠金)
7,397円 × 0.2(ロスカット水準) = 1,479円(ロスカットされる証拠金)
50,000円 – 1,479円 = 48,520円(いくら負けられるか)
48,520円 ÷ドル円レート(135.735)÷ 10万通貨 × 10000 = 35.7pipss(負けてよいpips)

この例では、損失が35.7pips(-48,520円)を超えると、ロスカットされます。

ロスカット計算機なら、値を入力するだけで一瞬で計算されます。

現在レートも自動取得するので、エントリーするタイミングや、ロスカットが心配な時に使ってください。

複数通貨ペアには対応していませんが、1つの通貨ペアであれば、複数のポジションを持っていても計算が可能です。

 

HFMのロスカットを防ぐ方法

HFMロスカットを防ぐためにできることをご紹介します。

ロスカットされると「損失確定」となってしまうので、できる避けるように工夫しましょう。

資金を多くしてレバレッジを低くする

資金が少なくてレバレッジが高い状態でトレードをすると、証拠金維持率が下がりやすくなってしまいます。

その状態では、ちょっとした含み損にも耐えづらくなり、強制ロスカットに遭う可能性が高くなります。

それを防ぐために、資金に余裕を持って実質レバレッジを低くしてトレードするようにしましょう。

 

取引ロット数を少なくする

取引ロット数を少なくすると、値動きに対する損益の差が小さくなるので、損失拡大を防ぐことができます。

取引ロット数を半分にすると損失もおよそ半分になります。損失を抑えるために、ロット数を工夫して調整しましょう。

 

損切ルールを決めておく

エントリーする前に、明確な損切ラインを設けて、そのルールを厳守しましょう。それを徹底すれば、滅多にロスカットに遭うことはありません。

ロスカットされるほとんどの原因は、損切ルールを破ってしまい、その後レートが大きく逆行することです。

エントリーの際に逆指値注文を同時に行うなど、資金管理を徹底して行い、ロスカットを防ぎましょう。

 

逆ポジションの両建てをする

レートが逆行して損失が出た時に、自分の保有するポジションとは逆にエントリーすると、それ以上の損失を抑えることができます。

当初買いでエントリーして、その後レートが下がり続けている場合は、途中で売りで注文を入れると、その売り注文は含み益を抱えることになります。

そのため、損益がそれ以上動かなくなります。

このように両建てをして、損失拡大を回避する方法があるので、覚えておきましょう。

 

まとめ

HFMのロスカットについて紹介して来ました。

FXトレードは常にロスカットのことを意識して、証拠金維持率を見ていく必要があります。

もしロスカットが迫ってきたら、ロスカット計算ツールなどを活用して計算し「追加入金をするのか?諦めるのか?」判断をしていきましょう。

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