FBSのロスカットについて紹介して行きます。
強制ロスカットの仕組みとFBSのロスカット水準、マージンコールについても解説したいと思います。
ロスカットの計算方法やツールについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
FBSのロスカット水準(証拠金維持率)は20%
一定の証拠金になると強制的に決済される投資者保護の仕組み
ロスカット水準
強制的に決済される証拠金維持率の割合
FBSのロスカット水準は証拠金維持率の20%となっています。
これは他の海外FX業者と比べても平均的な数値で、海外FXでは20%に定められていることが多いです。
ロスカット水準が低い方がロスカットされた後に残る資金は少なくなりますが、その分、反転して利益を得るチャンスも増します。
ロスカット水準が低い方がギャンブル性が高くなるので、ハイレバレッジの海外FXと相性の良い仕組みとなっています。
ロスカット水準が低いメリット・デメリット
反転するチャンスが増える
ロスカット水準が低いデメリット
ロスカットされた時に残る証拠金が少ない
ロスカット水準が低いことでメリットもありますが、デメリットもあります。
ロスカット水準が低いと反転して利益を狙う機会も増えますが、ロスカットされた時に残金が少なくなります。
逆にロスカット水準が高いと、反転するチャンスは少なくなりますが、ロスカットされた時に残る証拠金が多くなります。
ロスカットについてはトレードスタイルによって「引く方が良い」「高い方が良い」と別れてきます。
海外FXの場合は「ロスカットされた時にはほとんど証拠金が残らない」という考えでトレードしている人が多いので、入金する金額を調整するようにしましょう。
マージンコールは証拠金維持率40%
FBSのマージンコールは40%となります。
90%以下になると、画像のようにMT4アプリの数字部分が赤くなり、「もうすぐロスカットされる」というシグナルになります。
パソコンでも残高部分が赤色になる
パソコンでも、このように残高部分が赤色で表示されるので、証拠金が少なくなっているのが分かると思います。
他の業者とロスカット水準を比較
20% | 20% | 20% | 20% |
0% | 100% | 20% | 20% |
他の海外FX業者とロスカット水準を比較すると、20%の業者が多いです。
iFOREXはロスカット水準0%なので、証拠金がなくなるまでトレードが可能です。
Tradeviewはロスカット水準が100%なので、早めに強制決済されるようになっています。
ロスカットの計算方法
ロスカットの計算は非常に複雑なので、ここでは「何pips負けられるのか?」の許容損失を解説します。
ロスカット計算は少し複雑なので、当サイトのロスカット計算機を使って説明していきます。
5万円の証拠金でドル円1ロット取引した場合のロスカット計算
3,666円 × 0.2(ロスカット水準) = 733円(ロスカットされる証拠金)
50,000円 – 733円 = 49,267円(いくら負けられるか)
49,267円 ÷ 10万通貨 × 100 = 49.2pips(負けてよいpips)
この例では、損失が49.2pips(-49,267円)を超えると、ロスカットされます。
5万円の証拠金でユーロドル1ロット取引した場合のロスカット計算
(1.2 × 122.256) × 10万通貨 ÷ 3,000倍 = 4,890.2円(必要証拠金)
4,890.2円 × 0.2(ロスカット水準) = 978円(ロスカットされる証拠金)
50,000円 – 978円 = 49,022円(いくら負けられるか)
49,022円 ÷ 10万通貨 × 100 = 49.0pipss(負けてよいpips)
この例では、損失が49.0pips(-49,022円)を超えると、ロスカットされます。
ロスカット計算機なら、値を入力するだけで一瞬で計算されます。
現在レートも自動取得するので、エントリーするタイミングや、ロスカットが心配な時に使ってください。
複数通貨ペアには対応していませんが、1つの通貨ペアであれば、複数のポジションを持っていても計算が可能です。
FBSのロスカットを防ぐ方法
FBSロスカットを防ぐためにできることをご紹介します。
ロスカットされると「損失確定」となってしまうので、できる避けるように工夫しましょう。
資金を多くしてレバレッジを低くする
資金が少なくてレバレッジが高い状態でトレードをすると、証拠金維持率が下がりやすくなってしまいます。
その状態では、ちょっとした含み損にも耐えづらくなり、強制ロスカットに遭う可能性が高くなります。
それを防ぐために、資金に余裕を持って実質レバレッジを低くしてトレードするようにしましょう。
取引ロット数を少なくする
取引ロット数を少なくすると、値動きに対する損益の差が小さくなるので、損失拡大を防ぐことができます。
取引ロット数を半分にすると損失もおよそ半分になります。損失を抑えるために、ロット数を工夫して調整しましょう。
損切ルールを決めておく
エントリーする前に、明確な損切ラインを設けて、そのルールを厳守しましょう。それを徹底すれば、滅多にロスカットに遭うことはありません。
ロスカットされるほとんどの原因は、損切ルールを破ってしまい、その後レートが大きく逆行することです。
エントリーの際に逆指値注文を同時に行うなど、資金管理を徹底して行い、ロスカットを防ぎましょう。
逆ポジションの両建てをする
レートが逆行して損失が出た時に、自分の保有するポジションとは逆にエントリーすると、それ以上の損失を抑えることができます。
当初買いでエントリーして、その後レートが下がり続けている場合は、途中で売りで注文を入れると、その売り注文は含み益を抱えることになります。
そのため、損益がそれ以上動かなくなります。
このように両建てをして、損失拡大を回避する方法があるので、覚えておきましょう。
まとめ
FBSのロスカットについて紹介して来ました。
FXトレードは常にロスカットのことを意識して、証拠金維持率を見ていく必要があります。
もしロスカットが迫ってきたら、ロスカット計算ツールなどを活用して計算し「追加入金をするのか?諦めるのか?」判断をしていきましょう。
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